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掲載内容一部抜粋
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内田会計グループ 代表 長崎オフィス 所長 税理士 内田 佳伯
組織運営に必要なものとは ~日米のトップ交代~
9月27日、自民党の総裁選が行われ、5回目の総裁選挑戦となる石破茂議員が新総裁に選ばれました。これに先立ち、9月23日には野党第一党である立憲民主党でも党首選が行われ、元総理でもある野田佳彦氏が新党首に就任しています。与野党ともに新たなトップのもと、早ければ10月中にも衆院選が行われる見込みです。11月5日にはアメリカの大統領選挙もありますので、日米ともにトップが交代することになります。
自民党の総裁選では、一回目の投票では高市氏がトップとなったものの、決選投票で石破氏が逆転して総裁の座につきました。僅差での勝利でしたし、敗れた高市氏は石破政権入りを断っているので、石破氏は党内に潜在的な反対派を抱えながらの政権運営となります。
アメリカの大統領選は、民主党のハリス氏と共和党のトランプ氏の支持が拮抗しています。さらにお互いに相手を批判し対立を煽る選挙戦を展開しているため、どちらが大統領になってもアメリカ国民の間に遺恨と分断が残るのではないか、と言われています。日米ともに、国内に不安定さを抱えながらの新たな門出になりそうです。
組織が崩れるのは外部からではなく内部からである、と言われます。内部に異なる価値観を持った人を抱える組織は、内部崩壊の危険を孕みます。日米ともに、政権内や国内の一体感をいかに作っていくかが、今後の大きな課題になると思います。
会社組織の場合も、社員の価値観を揃えるために経営理念を定め、社員の一体感を醸成する工夫を考えています。個人主義と思われるアメリカの企業でも、80年代の日本企業が大成功した要因は、社員に会社への高い帰属意識を持たせる家族的経営にあったと考え、社員の一体感醸成に力を入れているそうです。日本企業はアメリカの企業を手本にすることが多いですが、アメリカの企業は日本企業を手本にしようとしている、というのは面白いですね。
10月に入り、ようやく朝夕は多少、涼しさを感じられるようになってきました。これから急激に気温が下がっていくと思います。皆様、体調にはお気をつけください。