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掲載内容一部抜粋
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内田会計グループ 代表 税理士 内田 佳伯
猛暑と政治 ー変化の時代ー
夏真っ盛りの8月、日本全国北から南まで猛暑が襲っています。気象庁の用語の定義では、最高気温が25度以上を夏日、30度以上を真夏日、35度以上で猛暑日とされていましたが、2022年に40度以上の日を「酷暑日」として新たに定めました。用語からわかるように、以前(まだ昭和の時代くらい)は気温が25度になれば夏であり、30度になったら真夏と言ってよく、35度は特別に暑い日でした。ところが今は35度以上の「猛暑日」が普通で驚くこともなく、驚くとしたら40度に達する「酷暑日」からでしょう。日本は、新たな用語を作らなければならないほど暑くなったということですね。
7月20日に参議院選挙が行われました。結果はご存じの通り、自民党・公明党の連立与党が19議席減で過半数に3議席足りず少数与党に転落しました。とはいえ野党が大勝したとも言い難く、野党第一党の立憲民主党は増減なしでした。4議席を17議席に伸ばした国民民主党、1議席を14議席に伸ばした参政党が与党の議席を奪った形ですが、この2党は他の野党からも少なくない議席を奪っています。
個人的には、与党が負けた、野党が勝った、というよりも与野党関係なく政党が多極化した、という印象を受けています。思い返せば、かつて自民党が一強だった時代もありましたが、自民党が単独では過半数を取れなくなって公明党と2党で連立を組むのが当たり前になりました。それが、3党で連立を組まなければならない時代になったのでしょう。価値観が多様化していく中、政党も多様化していくのは当然であり、その結果として、過半数を取るには複数の政党が連立しなければならなくなるのも時代の流れではないでしょうか。
幕末から明治維新にかけて、諸外国からの巨大な変化の波に晒された日本は、一時は激しく混乱しながらも短期間で混乱を収束させ、前近代的な封建社会から近代的な中央集権体制へ劇的に生まれ変わりました。それができたのは、当時の日本のキーパーソン達が、考え方は違えど最終的には日本のため、私ではなく公のため、という志は一致していたからだと思います。今回の参院選で新たに議席を得た政党や政治家の方々にも、滅私奉公の志を持って、日本が再び強大な変化の波を乗り越えられるよう、国家の舵取りをしてくれることを期待します。