12月も2週目に入り、年末に向けたイベントや行事の準備が忙しい時期となりました。特に小さなお子様を育てる共働き家庭では、職場や企業側の支援が欠かせない状況です。そのような支援の一環として、育児休暇や短時間勤務などの制度があり、これらが適切に適用されているかを示す指標として、厚生労働大臣が認定する「くるみん認定」があります。
くるみん認定制度とは?
「くるみん認定」とは、厚生労働省が推進する制度で、企業が労働者の仕事と子育ての両立を支援する取り組みを評価するものです。具体的には、企業が「一般事業主行動計画」を策定し、その計画に基づく目標を達成することで申請可能です。この認定を受けることで、以下のようなメリットがあります。
- 育児予定の求職者へのアピール効果
- 子育て支援に積極的な企業であることを示せる。
- 助成金の活用
- 認定企業は、「くるみん助成金(中小企業子ども・子育て支援環境整備助成事業)」を受けられる。
くるみん認定を受けることで、企業イメージの向上や人材採用面での優位性を得られるだけでなく、従業員の定着率向上にもつながります。
くるみん助成金とは?
「くるみん助成金」は、くるみん認定を受けた企業が対象となる助成制度です。この助成金は、以下のような雇用環境の整備を行う企業に支給されます。
- 育児休暇制度の導入や運用改善
- 労働時間の短縮措置の実施
- 職場内での子育て支援設備の整備
これらの取り組みによって、従業員が仕事と家庭生活を両立しやすい環境を作ることが可能です。
くるみん認定の申請方法
くるみん認定を受けるには、以下の手順を進める必要があります。
- 「一般事業主行動計画」の策定
- 子育て支援に関する具体的な目標と取り組みを明確化。
- 計画の実施と目標達成
- 実績を記録し、基準を満たすよう取り組む。
- 厚生労働省への申請
- 必要書類を提出し、審査を受ける。
詳細な情報については、厚生労働省のページをご確認ください。
導入を検討してみませんか?
くるみん認定制度は、企業の社会的責任(CSR)を示すだけでなく、従業員満足度の向上や人材採用・定着の強化に寄与します。この機会に、制度の活用をご検討ください。
すでに認定を受けている方は、助成金の活用をお忘れなく!詳細は以下のページをご覧ください。
企業としてより働きやすい環境づくりを目指し、積極的な取り組みを行いましょう。
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