DX戦略について

1.内田会計グループ経営理念

内田会計グループ経営理念: 内田会計グループはお客様の“社外重役”として、お客様と地域の発展に貢献します

株式会社内田会計事務所ではグループの経営理念を実現させるために以下の通り、DX戦略を策定しました。

2.㈱内田会計事務所DX戦略

◆ DXに係る業務

㈱内田会計事務所は、内田会計グループの中心である税理士法人内田会計事務所の税理士業務・バックオフィス業務以外の全ての業務(IT化支援・医業経営コンサルティング・ファイナンシャルプランニング・保険代理店・介護福祉事業サポート・資金計画支援)を取り扱っています。顧客とのやり取りを生産性の高いものにしてサービスの品質を向上させる為、各種クラウドツールを利用する取り組みを推進しています。

◆ DX推進の背景

IT化支援を専門にする部署があり社内向け及び顧客向けにサポート・コンサルティングを行っています。それにより、DXに取り組む事務所とそうではない事務所では作業効率に大きな差が出ており、今後もさらに広がると考えられます。事務所内のDX化を推進することで、労働時間の削減、システムエラー対応スキルが蓄積されます。それにより、顧客に対し今まで以上の高付加価値サービス提供や、従業員の労働時間削減が可能となります。今後、DXに取り組まない事務所は、付加価値を上げられず、労働時間の削減も出来ないことから、最終的にはデジタルの進化により淘汰されていくでしょう。

◆ DX推進の未来図

また、電子帳簿保存法、デジタルインボイス等、税法の改正によるデジタル化はNon-Stop進んでいます。時代の進化を先取りするサービスを提供し続けることが、これからの時代を生き残る戦略であると考えます。㈱内田会計事務所は、自らのDX化によってLEANな経営メソッドを確立し、税理士法人内田会計事務所を中心とするグループ全体をアップデートするパイオニアであり続けます。

3.DX戦略の二大軸

以下の2点をDX戦略の二大軸として、推進して参ります。

① 働き方改革加速の為のDXに取り組みます。

クラウドツールの積極的な導入により、これまで行っていた単純なデータ移行作業や組織内で重複する作業等、付加価値の低い作業を排し、高付加価値サービスの提供に注力します。

② 顧客対応のDXに取り組みます。

具体的には、問い合わせ窓口のオンライン化・データのクラウドへの集約、電子署名・契約書への移行により、対応時間の短縮化、効率化、遠隔化を推進することで達成します。
上記戦略を達成し変革を推進するため、「DX推進KPI」を定義付けし、クライアント、従業員の利便性、満足度の向上を追求します。具体的には、各項目について定量的な評価基準を設け、PDCAサイクルを回すことで、効率化の追求を続けます。
また、各項目の評価をホームページおよび社報あけぼので外部に公表することで、当社の取組の透明性を担保します。

4.DX推進KPI

① DX推進KPI

  • テレワーク可能業務整備
  • 付加価値の低い作業の自動化

② 顧客対応のDX→KPI:リモート顧客対応件数

  • デジタルツールの導入
  • 利用ツール、検討ツールの評価

5.DX戦略:組織体制

DX推進にあたり、

  • 税理士
  • IT支援課社員
  • ITコーディネーター
による「DX推進チーム」を社内に立ち上げました。

これは代表取締役の直轄組織であることから、意思決定のスピードが早く、効率的に進めていくことが可能です。

  • 税理士

    • グループ全体のDXとの親和性
    • 税務会計部門との親和性
    • 費用対効果の評価
  • IT支援課社員

    • 人事労務部門との親和性
    • 労働生産性の評価
    • 費用対DXスキルの人事管理への適用 効果の評価
  • ITコーディネーター

    • DX全体像の牽引
    • 技術面での評価
    • システム全体構成の最適化

6.DX戦略:人材育成

  • DX関連資格取得支援

    • ITパスポート
    • 基本情報処理技術者
    • 情報セキュリティマネジメント等
  • 研修実施

    • デジタルツール活用
    • 情報セキュリティ研修実施
    • IPAセキュリティ対策支援サイトのE-Learning活用

上記を定量的な指標として設定し、定期的に評価することで推進します。
また、外部コンサルタントとの協力体制の構築、定期的な意見交換を行っております。

7.DX戦略における環境整備

DX総指揮をビジネスサポート部長の内野敦史が、補佐をIT支援課長の東野宏和が務めます。最新の情報処理技術活用の検討を定量的な指標として設定し、恒常的に新技術の導入を推進する体制を確立します。

代表取締役直轄のチームであり、DXの為の環境整備に向けた迅速な予算確保が可能です。基幹システム、コミュニケーションツールをクラウド化し、情報をクラウドに集約することで、生産性の向上を図ります。また、SECURITY ACTIONを基にして、社内の端末、ネットワークのセキュリティを強化します。

8.DX戦略:情報セキュリティ

社内のDX推進をストップさせない為に、セキュリティ対策にもしっかりと取り組んでいます。

  • リテラシー教育

    IT支援課として社員及び従業員に対し、情報セキュリティ意識の向上を図り、適宜セキュリティ対策に関する社内教育を実施し周知徹底しています。

  • 自己点検

    IT支援課長の東野宏和が、情報セキュリティ関連規程に定める事項の有効性・妥当性及び遵守状況の評価を行うため、手順に基づいた自己点検を定期的に実施しています。

  • 実践的訓練

    第三者による脆弱性診断(ペネトレーションテスト)、標的型攻撃メール訓練、各端末を随時にアップデートを実施しています。

  • その他

    • SECURITY ACTION自己宣言二つ星 宣言済。
    • サイバーセキュリティ保険への加入済です。

9.代表取締役 内田佳伯より

株式会社内田会計事務所ではTeamsの導入により、コミュニケーションツールとしてだけではなく、事務所内での情報共有化が図られており、サービスの標準化を実現しております。また、Microsoft365の導入により、SharePointやOneDriveにてデータの共有と保存が容易になりました。

他には、勤怠管理にKING OF TIME、ワークフロー・経費精算にNIコラボ、グループウェアにMyKomonと既にある程度のDX化を実現しております。更なるDX化の為に「DX推進チーム」を結成し、DX認定を通して更なるデジタル技術の積極的な導入を検討して参ります。それにより、今まで以上のサービス高品質化を目指して参ります。

DX認定における取組の進捗状況、方針については、積極的に情報を公開致します。事務所のブランド価値向上だけではなく、IT導入支援のサービス提供も実施致します。

株式会社内田会計事務所
代表取締役 内田佳伯