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  • 2025.09.30
  • Category: 未来会計

ぶれないコンセプトが経営を強くする

投稿者:未来会計推進グループ

先日、夏の音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL(通称ロッキン)」に行き、SEKAI NO OWARIを観てきました。日常では味わえない一体感や非日常の演出に心を動かされ、音楽の力を改めて感じる時間になりました。

 音楽フェスと一口に言っても、その形は年々多様化しています。たとえば、ロックバンドが自ら主催する「京都大作戦」や「BLAZE UP」は、主催者の想いや仲間とのつながりが色濃く表れています。一方で、「ロッキン」や長崎で行われる「Sky Jamboree(通称スカジャン)」のように民間企業が主催する大規模フェスは、商業的な仕組みや運営体制が整備され、幅広い層に開かれた場をつくりあげています。

このように、フェスのあり方は主催者の「コンセプト」によって大きく変わります。
アーティストが「自分たちの好きな音楽を広めたい」と考えれば、その想いに共感するファンが集まります。企業が「地域に根差した文化を発信したい」と考えれば、その理念に沿った企画が組まれます。

同時に、フェスには天候やスケジュール変更など予想外のことがつきものです。雨でステージが中止になることもあれば、混雑で予定していたアーティストを諦めざるを得ないこともあります。しかし、明確なコンセプトがあれば、そんな中でも新しいアーティストに出会ったり、仲間と一緒に思わぬ楽しみ方を見つけたりすることができます。
フェスは単なる音楽の場ではなく、「どんな場にしたいか」という主催者の想いが形になった場なのです。 これは経営においても同じです。

経営にも必要な「未来像の明確化」

会社もまた多様化した社会の中で、それぞれの未来像を描きながら進んでいます。経営者の方々が「どんな会社にしたいのか」「どんな社会に貢献したいのか」というコンセプトを持つことで、社員やお客様が共感し、組織としての方向性が定まります。
そして、未来を見据えて計画を立てることは重要ですが、計画通りにすべてが進むわけではありません。市場環境の変化や予想外の出来事が必ず起こります。そのときに問われるのは、「どんな未来を描いていたか」ということ。明確な未来像を持っていれば、多少の変更があっても軸がぶれることはありません。
逆に、コンセプトが曖昧なままでは、時代の変化に振り回されてしまうかもしれません。

未来会計グループが支援する「未来を描く力」

未来会計グループでは、そうした「未来を描く力」を経営者の皆さまと一緒に育てたいと考えています。将来の数字を見える化し、シミュレーションすることで、「今の選択が未来にどうつながるか」を具体的に考えることができます。これは、まるでフェスの主催者が「どんな場にしたいか」を事前に描き、運営のすべてをその方向に合わせて準備するのと似ています。
そして、その未来を描くための場が、「中期経営計画立案セミナー(将軍の日)」です。1日かけて会社のコンセプトを明確にすることで、経営者自身が「この方向で進んでいきたい」と実感を持てる時間になります。シミュレーションの中では、良い未来だけでなく、うまくいかなかった場合の未来も描きます。

急遽出演者のキャンセルが発生した場合でも、コンセプトに沿ったアーティストを事前に準備しておけば対応できます。経営も同じで、リスクを想定しておくことで柔軟に対応できる力が身につきます。 音楽フェスが多様化する中で、参加者は自分のスタイルに合ったフェスを選び、楽しんでいます。
時代の変化や多様化する価値観の中で、自社らしい未来を選び取り、描いていくことが大切です。その未来を描く作業を、私たちは会計の視点からお手伝いしています。

今年の夏フェスで、私は改めて「場をつくる人の想い」が人を動かすのだと感じました。
経営も同じです。経営者が未来を描くことで、社員や顧客がその想いに共感し、会社の成長につながっていきます。ぜひ一度、将軍の日という機会を通して、自社の未来を具体的に描いてみませんか。