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  • 2024.03.05
  • Category: 経営

攻める会計、守る会計~作成する会計から使用する会計へ~

投稿者:未来会計推進グループ

管理会計という言葉を耳にする機会も多くなってきたと思います。企業会計は、大きく「財務会計」「管理会計」に分けられます。

企業会計の分け方

財務会計

株主、銀行や取引先、国や地方公共団体など外部の利害関係者(ステークホルダー)に対して会社の活動実績を報告するための会計です。このルールとして会計基準があります。財務会計が制度会計と言われる所以です。

管理会計

決まったルールがなく、経営者の意思決定に必要な会計情報を提供するための会計です。「未来会計」とも呼ばれています。

経営者をサポートする会計

「会計のことは経理責任者に任せている」という経営者は、経営の最重要情報を他人任せにしているようなものです。

まず、経営者がいちばんに考えることは事業の継続ですが、キャッシュが回っている間は会社は絶対に倒産しません。経営者は常にキャッシュフローを安定的に増やすことを考えなければなりません。

さらに経営者は常に将来の会社の姿と現実をつなげて考えます。
「将来、会社をこうしたい」という「目標(ビジョン)」を定め、その目標を実現するための計画を策定(中期経営計画)し、日々の業務を行います。現在地の確認と目標達成のための検証を継続して行わなければなりません。

このために「経営者の意思決定に必要な会計情報を提供する」管理会計が必要なのです。

「財務会計」と「管理会計」は両輪

重要なのは、「財務会計」と「管理会計」は常に連動していなくてはならないという点です。
次々に直面する問題を冷静に判断して、しかるべき手を打つためには、現状を可視化する会計情報が不可欠です。この2つの会計制度を両輪にして進みます。

  • 財務会計:現状の財務数字の確認⇒分析方法は前期比較が中心
  • 管理会計:目標数字に対する実績との差異確認→行動修正⇒分析方法としては予算比較を中心

会計の本質はリスク計算である

会計の本質はリスク計算です。会社が成長し続けるためには ❝リスクへの挑戦❞ が不可欠であり、「受動リスク」を「能動リスク」にする戦いでもあります。経営リスクを的確に把握し、対応策を準備します。

内田会計事務所の取り組み

「財務会計」での支援

「財務会計」からの財務数字はある程度の正確性が必要ですので、どうしても時間が掛かりがちですが、DX化により経理周りの自動化・効率化が可能となっています。
弊社では、IT導入補助金を使って年間数十件の導入サポートを行い、会計データの正確・タイムリーな提供のお役立ちをしています。

「管理会計」での支援

「管理会計」ではまず、経営者のこうなりたい姿「将来構想」を描き、「現状分析」をして、「目標設定」を作成し、それを「計画実施」していきます。
弊社では上記対応サービスを4つご用意しております。

  • 「将来構想(ビジョン・中期経営計画)」【社長が方向性を示す】:『将軍の日』
  • 「現状分析(決算評価)」【会社の健康診断】:『あんしん未来診断』
  • 「目標設定(単年度計画)」【方法論を具体化する】:『軍議の日』
  • 「実施計画」【達成管理を検証する】:『MAS監査』

私たちは、お客様の経営支援伴走をいたします。
お尋ねなどございましたら、お気軽にお問い合わせください。