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  • 2026.03.05
  • Category: あけぼの(社報)

【会報誌】あけぼの 2026年3月号

※Gはグループを意味します

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掲載内容一部抜粋

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内田会計グループ 代表 税理士 内田 佳伯

確定申告期に感じた納税者の思いと国会議員の責任

3月に入り、暦の上では春となりました。今年は2月にも春のように暖かい日がありましたが、3月中には多くの地域で桜も開花し、本格的な春が訪れますね。

さて、3月は個人の確定申告の時期であり、今年の期限は3月16日です。弊社では本年度、約600件の確定申告書を提出しますが、そのうち約150件が個人事業の決算を伴う申告です。
事業者は、個人・法人を問わず決算を組み確定申告を行い、利益に応じて納税することが義務づけられています。しかし、決算は申告のためだけのものではなく、経営状態を客観的に把握するための重要な資料でもあり、改善点を知るためのヒントにもなります。数字の変化を時系列で確認することで、現状や問題点が一層明確になります。決算を機に、今後の経営について弊社担当者とともに考える時間を設けていただければ幸いです。

毎年、確定申告の時期には各地で「確定申告無料相談」が開催されており、私も2月5日に長崎駅裏の出島メッセで行われた、税理士会主催の相談会に参加しました。
相談に来られる方は、年金のほかに貸家による賃貸収入があったり、入院で医療費控除が発生したりといった方が多く、その多くは高齢の方々です。私が担当した方の最高齢は90歳でした。皆さん収入が多いわけではありませんが、「申告し納税するのは国民の義務で当然のこと」という意識で来られており、頭の下がる思いでした。

その3日後の2月8日、衆議院議員選挙が実施されました。ご存じのとおり、結果は自民党が議席の3分の2を単独で占めるという歴史的大勝となり、今後は与党が強力に政策を推進していくことになると思われます。公約では、食料品の消費税の2年間ゼロ、所得税の減税といった税制面のほか、AIや防衛分野への投資などが掲げられていました。政策の是非については様々なご意見があるかと思いますが、国民からの大切な税金をどのように集め、どのように使うかを考えるのが国会議員の役割です。無料相談に来られた納税者の皆さんから集めた税金を、ぜひ有意義に活用していただきたいと思います。