経営計画を立てたのに、数カ月で頓挫した経験はありませんか?
「今年こそは、しっかり数字を管理して経営しよう」
そう決意して、売上目標や行動計画を立てたのに、気づけば日々の業務に追われて、計画書はファイルの奥で眠っている。
「やっぱり自分には、計画的な経営は向いてないのかな…」
ちょっと待ってください。それ、意志の問題じゃないかもしれません。
実は、経営計画には「相性」があります。あなたに合ったやり方を選べば、無理なく計画を実行できるようになるんです。
例えば、ダイエットを考えてみてください。
Aさんは、毎日体重を記録し、カロリー計算をして、数値管理で痩せるタイプ。
Bさんは、数字を見るとストレスになるから、「楽しく体を動かす」ことで痩せるタイプ。
どちらも間違いではありません。やり方が違うだけです。
Aさんに「細かいことは気にせず、楽しく運動しよう!」と言っても続かないし、Bさんに「毎日体重を測って、カロリー計算しよう!」と言っても苦痛なだけ。
経営も、まったく同じです。
「数字でガッチリ管理する経営計画」が合う社長もいれば、「大枠だけ決めて、柔軟に動く経営スタイル」が合う社長もいる。
自分に合わないやり方を選ぶと、どんなに良い計画でも続きません。では、どうやって自分に合った経営スタイルを見つけるのか?ここで参考になるのが、MBTIです。
MBTIの活用
MBTIとは、心理学に基づいた性格診断ツールで、世界中の企業や組織で活用されています。
ざっくり言うと、
「あなたには、こういう思考パターンの傾向があるかもしれませんよ」
ということを教えてくれる診断です。
人間の思考パターンを16種類に分類し、それぞれの「考え方の傾向」や「行動の特徴」を明らかにします。ただし、これは「あなたはこのタイプだから、こうしなければならない」という決めつけではありません。あくまで自分を知るためのヒントです。
ダイエットで例えるなら、
「あなたは数値管理が得意なタイプかもしれないから、体重記録やカロリー計算が合うかも」
「あなたは楽しさを重視するタイプかもしれないから、好きな運動を続ける方が合うかも」
という感じです。
実際、経営者にも「よく見られる傾向」があります。そして、その傾向によって、経営計画との相性が変わってくるんです。
経営者によく見られる4つのタイプと計画実現方法例
◎ENTJ(指揮官)── 戦略的に組織を動かすタイプ
このタイプの傾向がある経営者は、経営計画との相性が抜群です。
長期的な視点で戦略を立て、目標達成に向けて組織を動かすのが得意。
「今月の目標達成率は87%。来月はここを改善すれば…」と、PDCAを回すのが自然にできます。
- ダイエットで例えるなら
毎日体重を測り、グラフ化し、摂取カロリーと消費カロリーを管理。
「今週は500g減った。来週はさらに運動量を増やそう」と計画を調整するタイプ。
ただし、数字ばかり見て、周りの感情を置き去りにしがち。
「計画通りに動け」と言っても、現場がついてこない…という悩みを抱えることも。
- タイプにあった計画実現方法
数値目標をガッチリ設定する
◎ESTP(起業家)── 直感とスピードで勝負するタイプ
このタイプの傾向がある経営者は、行動力があり、チャンスを見つけるのが得意。
「これだ!」と思ったら即座に動く、瞬発力が武器です。
- ダイエットで例えるなら
「よし、今日から糖質制限だ!」と始めるけど、3日後には「やっぱりパスタ食べたい」と別の方法に。でも、その行動力で結果的に痩せることもあるタイプ。
ただし、長期的な計画を立てても、すぐに飽きるのが弱点。
「3年後の目標」どころか、「3ヶ月後の計画」すら遠すぎて、途中で別のことに興味が移ってしまう。
- タイプにあった計画実現方法
短期目標を設定して小さな成功を積み重ねる。
◎ENFJ(主人公)── ビジョンで人を動かすタイプ
このタイプの傾向がある経営者は、カリスマ性があり、社員のモチベーションを引き出すのが得意。
「この会社を、こんな未来にしたい!」と語ることで、周りを巻き込む力があります。
- ダイエットで例えるなら
「理想の自分になって、もっと輝きたい!」というビジョンでダイエット。
数字よりも、「なりたい姿」のイメージを大切にするタイプ。
ただし、数字の管理が苦手なことが多い。
「何となく痩せてる気がする」という感覚で進めがちで、実際の体重変化を把握していないケースも。
- タイプにあった計画実現方法
数字を「ビジョン達成の進捗」として“見える化”する。
◎INTJ(建築家)── 論理的に長期戦略を描くタイプ
このタイプの傾向がある経営者は、長期的な視点を持ち、緻密な計画を立てるのが得意。
「5年後、10年後を見据えて、今何をすべきか」を論理的に考えます。
- ダイエットで例えるなら
栄養学を学び、最適なダイエット法を調べ、完璧な計画を立てる。でも、「この計画で本当に大丈夫か」と考えすぎて、なかなかスタートできないタイプ。
ただし、実行フェーズで詰まることが多い。
「計画が完璧になるまで動けない」という状態に陥りがちで、いつまで経っても最初の一歩が踏み出せません。
- タイプにあった計画実現方法
「まず70点で動く」ことを前提にした計画ですすめる。
読んでいて、「あ、これ自分に近いかも」と思うものがあったのではないでしょうか。
もちろん、人間はこの4つだけには分類できません。
実際には16種類の傾向があり、さらに人によって組み合わせも違います。
ただ、ここで大切なのは、「自分の思考パターンの傾向を知ることで、自分に合った経営計画の立て方が見えてくる」ということです。
ダイエットで「自分に合った方法」を見つけるように、経営でも「自分に合った計画の立て方」を見つけるだけで、無理なく続けられるようになります。
つまり多くの経営者が、「経営計画を立てたのに続かない」という悩みを抱えていたのは意志が弱いからではなく、あなたの思考パターンに合った方法を選んでいなかっただけかもしれません。自分に合ったやり方を選べば、無理なく実行できるようになります。
そこで弊社は、MAS監査というサービスを提供して、経営者の計画推進の支援をおこなっています。
MAS監査
MAS監査とは、経営者と一緒に未来を描き、その実現に向けて並走する経営支援サービスです。
具体的には、こんなことを提供しています。
- まず、あなたの「ありたい姿」を明確にする
「3年後、5年後、会社をどうしたいのか」を一緒に整理します。数字だけでなく、あなたの想いや価値観も含めて。 - その実現に向けた計画を、あなたに合った形で設計する
数字が得意な経営者には数値管理を中心に、行動派の経営者には短期目標を設定して、ビジョンを大切にする経営者には「なりたい姿」と数字を結びつけて。 - 毎月、一緒に進捗を確認し、軌道修正を繰り返す
「計画通りに進んでいるか」「何がズレているのか」「次に何をすべきか」を一緒に考え、改善を重ねていきます。
MAS監査の導入として、「将軍の日」というプログラムもご用意しています。
経営者が自社の未来を描き、そのための戦略を練る1日。あなたの思考パターンを理解した上で、「本当にあなたに合った経営計画」を一緒に作り上げます。
「経営計画を立てたけど、続かなかった」
「自分には、計画的な経営は向いてないと思っていた」
そんな方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
意志が弱いのではなく、やり方が合っていなかっただけかもしれません。
あなたに合った経営スタイルを見つけて、無理なく会社を成長させていきましょう。
※MBTIの診断について
本来のMBTI診断は、日本MBTI協会の認定を受けた専門家による対面セッションで行われる、信頼性の高い性格診断です。一方で、インターネット上には、MBTIに似た無料の性格診断サービスが多く存在します。これらは手軽に試せる反面、本来のMBTI診断とは異なる独自の判定基準を用いている場合があります。
この記事で紹介している4つのタイプ(ENTJ、ESTP、ENFJ、INTJ)は、あくまで「経営者によく見られる思考パターンの傾向」を分かりやすく説明するためのものです。診断結果を参考にしながら、最終的には「自分に合ったやり方」を実際に試して見つけていくことが大切です。