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※Gはグループを意味します
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掲載内容一部抜粋
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内田会計グループ 代表 長崎オフィス 所長 税理士 内田 佳伯
利益追求とコンプライアンス遵守のバランス
内田会計グループの情報誌として発行しております「あけぼの」ですが、今回より形式が大きく変わります。
従来の紙で発行する情報誌の欠点として、原稿執筆から皆様のお手元に届くまでタイムラグがありタイムリーな情報提供が難しいこと、誌面の制約で提供できる情報が限られること等があり、検討の結果、情報は弊社ホームページに掲載することとし、誌面では私からのご挨拶と、オンラインで掲載した記事のご案内をおこなうことになりました。
ホームページに掲載した情報から重要性の高いものをピックアップし、本誌裏面に案内とリンクを載せておりますので、アクセスしていただければ幸いです。
ビッグモーター問題が世間を騒がせています。自動車保険の不正請求から始まり、店舗前街路樹の不自然な枯死、パワハラが横行する社風など、次々と新たな問題が報道されています。
このような不正が起こった原因について報道では、「利益至上主義のひずみ」「無理な拡大路線のツケ」「オーナー企業の経営者一族による暴走」といった説明がなされています。確かに、利益至上主義、拡大路線、オーナー経営などが不正に至った要因の一端であったことは間違いないと思います。
一方で、これらの要因自体はどこの会社にも当てはまることです。利益追求は企業として当然ですし、目標を立てて達成のために社員にノルマを課すことも、よくある話です。ビジネスの拡大を目指すことも、おかしな話ではありません。オーナー企業はビッグモーターほどの規模では少ないですが珍しくはないですし、中小企業では多くがオーナー企業で一族経営です。このように多くの会社に当てはまることが、一線を越えて不正に至る要因になったのはなぜか。そうならないためにどうすべきか。そこが、今回のビッグモーター問題から教訓として学ぶべきところだと思います。
法やモラルよりノルマ達成や保身を優先してしまったことが直接の原因ですが、その優先順位を狂わせてしまったことが真の原因だと思います。目標達成は大事ですが、そのために法やモラルがないがしろにならないよう、経営者自身も社員に対しても、注意しなければなりませんね。