私たち未来会計推進グループでは、主に企業の中期経営計画立案セミナーの「将軍の日」と、目標達成支援をおこなう「MAS監査」に取り組んでいます。
MAS監査とは
MAS監査とは、「先見経営・先行管理の仕組みの提供により、目標達成できる経営体質づくりを支援する経営サポート」(MAP経営)と定義されます。つまり経営目標を立てて、その実現にむけて計画的に行動する経営ルーティンを作っていくサービスになります。
5年後の経営目標と達成管理
MAS監査ではまず中期計画計画立案を行い、5年間の経営で達成したい経営者の目標を設定します。次にその目標にむかっての第一歩となる単年度計画立案を行います。この必達目標である単年度計画が実現化できるように「達成管理」を徹底していきます。具体的には、予算と実績の差異分析、生じた差異(ズレ)を修正する差異対策を毎月おこなっていきます。
達成管理において重要になるポイントとして、「毎月の管理対象となる行動目標に何を設定するか?」です。MAS監査は「目標達成できる体質づくりを支援する」ので、目標達成に影響する数値化できる行動目標を設定することが大事です。
具体例:売上が満たない場合
たとえば、小売店A社が5年後に売上高10億円を目標とします。今の売上が満たない場合は目標との差異を埋めるように増収計画が必要になります。売上=数量×単価ですから、数量(購入者数)を増やすことに着目すると、新規購入者数とリピート購入者数に分けられます。このうち新規購入者に着目すると、新規訪問者数が何名いるか、そのうち何名が購入するか?と分解されます。
つまり、新規訪問者数×購入率=新規購入者数となります。
ここまで具体化されますと、A社は新規訪問者数を〇名にする、あるいは新規訪問者の購入率を〇%にする、という具体性ある行動目標が設定できます。
その目標達成のため、新規訪問者数を増やすためにどういうプロモーションを行うか?購入率を上げるためにどういう仕掛けを行うか?具体的な行動計画を立案し、その成果を購入率や新規訪問者数の記録によってチェックしていきます。
目標達成の為のKGI・KPIという視点
近年、売上高や利益といったゴールを数値化したKGI(重要目標達成指標)や、そのゴールに影響を与える要素を数値化したKPI(重要業績評価指標)が着目されています。ここでは売上10億円をKGI、新規訪問者数や購入率をKPIとして設定しています。
経営者の皆様も、目標を達成するためにはどういったKPIを設定したらよいかという視点で、行動目標・行動計画を検討されてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した「MAS監査」について、内田会計事務所では独自のノウハウとプランニングを用いて企業様の経営サポートをさせていただいております。ご興味・ご関心をお持ちいただけましたら、お気軽に弊社問い合わせフォームよりお問い合わせ・ご相談ください。