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  • 2023.06.07
  • Category: あけぼの(社報)

【会報誌】あけぼの 2023年06月号

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  • 一致団結~長崎オフィス所長よりご挨拶~
  • 情報リスク対策となる「サイバー保険」をご存知ですか?
  • ねんきん定期便と繰下げ年金受給
  • さまざまな2025年問題
  • 税務カレンダー ・ 新入社員紹介・相談役からの一言

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掲載内容一部抜粋

Message

内田会計グループ 代表 長崎オフィス 所長 税理士 内田 佳伯

一致団結

 5月19日から広島でG7のサミットが行われました。
SDGs、グローバル・サウスとの連携強化、日韓関係の改善などが注目されていましたが、ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃参加によりG7各国のウクライナ支援が最大のトピックになった印象でした。

 今回のG7サミットは岸田首相の地元でもある広島が会場でした。被爆地・広島での開催とあって、G7をはじめ各国首脳が平和記念資料館を訪問し、原爆死没者記念碑に献花をしました。ロシアによるウクライナでの核兵器使用が懸念される中で、核兵器廃絶、核兵器使用反対を象徴する場所に注目が集まったことが、ロシアの核兵器使用に対しての牽制になればと思います。

 ちなみにG7に先立って同じ被爆地である長崎でもG7保健大臣会合があり、こちらに参加された各国保健大臣の方々も、5月14日に揃って長崎の平和記念像前で原爆の犠牲者に対して献花をされています。この長崎での保健大臣会合では、新型コロナウイルスのような国境を越えて拡大する健康上の危機について、各国が協力して対抗するための枠組みを作ることが合意されています。
広島でのG7では人間同士の争いについて各国の利害が絡んでの駆け引きがなされ、長崎でのG7保健会議では人類共通の脅威である感染症等について各国が協力して当たることが話し合われました。同じ被爆地でおこなわれた同じG7の会議ですが、長崎でおこなわれた会議のほうが希望のある会議だった、と思うのは、地元びいきでしょうか。
新型コロナウイルスのような共通の脅威に対してであれば、各国が普段の対立を超えて協力することができるのは、共通の敵を作ることで内部を一致団結させる、といった話と同じなのでしょう。ただ、これでは敵に設定された側にとっては迷惑千万ですので、敵ではなく目標や理想に対して一致団結して協力する組織でありたいです。

 6月は梅雨の時期ですね。近年は温暖化のためか、南国のスコールのような雨が降ることも増えたように思います。毎年のように豪雨災害も発生していますので、皆さんご注意ください。