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  • 2023.02.08
  • Category: あけぼの(社報)

【会報誌】あけぼの 2023年02月号

LINE UP:

  • コロナ借換保証制度が開始しました ~長崎オフィス所長よりご挨拶~
  • 「三笘の1mm」を見て思うこと
  • 確定申告が必要な方
  • まだ間に合う!電子帳簿保存法 第2回
  • 税務カレンダー ・ 相談役からの一言
  • 【特別編】月60時間超の割増賃金率の変更
  • ビットコイン取引の税務について

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掲載内容一部抜粋

Message

内田会計グループ 代表 長崎オフィス 所長 税理士 内田 佳伯

コロナ借換保証制度が開始しました

 2023年も1カ月が過ぎ、2月に入りました。ちょうど3年前、2020年の2月頃から日本でもコロナが流行を始め、その頃に長崎市で開催中であったランタンフェスティバルでも、出演予定の中国雑技団の来日が中止になる等の影響がありました。その後、ランタンフェスティバルは2年連続で中止となってしまいました。

 さて、コロナ流行が始まった2020年に、コロナの影響を受けた事業者を支援するために実質無利子・無担保で融資する通称「ゼロゼロ融資」という制度が作られ、全国で234万件、総額42兆円の融資がおこなわれました。この融資の返済が今年、本格的に始まります。この融資制度が始まった際には、返済が始まる頃にはコロナ禍も収まり返済可能な状況になっていると想定していたのでしょうが、実際はまだまだコロナの影響は大きいうえに、原材料高騰や円安といった逆風もあり、返済が困難な事業者も少なくありません。

 そこで政府は、コロナの影響を引き続き受けている事業者を対象に今年1月10日からコロナ借換保証という制度を開始し、ゼロゼロ融資の返済負担の軽減を図っています。しかし、この制度を利用する条件として「『経営行動計画書』を作成したうえで、金融機関による継続的な伴走支援を受ける」というものが挙げられています。

 この経営行動計画書の作成については、弊社からもご支援できますので、コロナ借換保証制度の利用を検討される際は、ぜひご相談ください。

 予想されていたとおり、年明けにコロナ感染者が急増しましたが、国としては景気回復を優先し、特段の規制はしない方針のようです。前述のランタンフェスティバルも3年ぶりに開催され、私もボランティアとして運営に参加しました。コロナによって変わってしまい、元には戻らないものも多くあるでしょうが、各地域の特色となるイベントや伝統文化はなるべく元に戻して、次代に引き継いでいきたいものです。