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  • 2021.07.05

【会報誌】あけぼの 2021年6月号

広報誌 あけぼの 6月号

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  • 平常心–内田会計グループ代表よりご挨拶
  • 消費税のインボイス制度に向けて、10月から登録申請書受付開始
  • 税務カレンダー / PRA無料相談会開催

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掲載内容一部抜粋

Message

内田会計グループ 代表 内田 延佳

今年も梅雨の季節になりました。皆様お元気ですか。

新型コロナウイルス(以下コロナ)感染者数が急増しています。5月8日には長崎市に県独自の緊急事態宣言が出されました。長崎大学病院感染制御教育センター長の泉川公一教授は「命を守るための行動をとってくださいという『大災害』の状況。今後の患者数次第では命の選択が起きてしまうのではないか。非常に怖い」と危機感を表されました。コロナ第4波は第3波の2倍以上のペースで感染者が増えていますのでコロナが収束するまでは、感染しない、愛する家族や職場の同僚に感染させない、この気持ちをもって行動することが求められています。

コロナの収束が見えない中で東京五輪・パラリンピックを開催できるのか。様々な意見が出されています。東京五輪の延期を2年ではなく1年と決めた安倍前首相は「ワクチンの開発はできる。日本の技術は落ちていない。大丈夫」と言ったそうですが現実はそうなりませんでした。輸入に依存するワクチン不足がコロナの収束を遅らせています。日本は経済協力開発機構(OECD)加盟37か国のうち、100人当たりの接種回数が最下位(5/11現在)の現実があり、医学や科学の基礎研究を軽んじてきた国策のツケが今出てきています。

コロナのために一部の業種を除き経営が厳しくなっています。九州経済調査協会の調査では、多角化や事業の領域・地域を見直す、コロナの長期化を見越して異業種に参入する、DX(デジタルトランスフォーメーション)を進める、等の動きが広がっています。要約すると①中長期の経営計画の見直し②資金確保対策③事業領域・地域の見直し④DXをテコに事業の成長を目指す、になります。内田会計グループでは①②④のお手伝いができる専門家がいますのでぜひご相談ください。ワクチン接種が普及してコロナが収束してもすぐにはコロナ以前の経済水準には戻りません。長期戦の覚悟が必要です。内田会計グループは社外重役としてお客様のお役に立ちたいと思います。

コロナの影響が大きく経営危機に直面している外食大手の「ワタミ」は全体の3分の1にわたる120店舗を焼肉店「焼肉の和民」に切り替えます。単なる焼肉店ではなく店内にはロボットが走り回り、接客要員を半分に減らす、ワタミ会長の渡邉美樹氏は「重要なのは環境に合わせて変化する経営の柔軟さだ。これがあれば勝ち残れる」と言っています。また、「くら寿司」は客と従業員が接触しない店舗を展開中です。スタッフは後片付けと客からの呼び出しに専念することで人手不足の解消が可能になり、客も感染を心配せずに食事ができる環境に安心できます。外食の客足はすぐに戻らないかもしれませんが、一方で巣ごもり消費やデリバリー需要が増加し、新たな市場が広がっています。いずれもコロナをチャンスに変えています。業種に関係なく、市場環境の変化に柔軟に対応した企業がサービスの魅力を高めれば事業拡大のチャンスとなり、消費者にも利益となります。

地球温暖化により台風シーズンが早くなっています。風雨が強い中で樹木は枝葉が折れたり散ったりしたとしても幹が残れば枝葉は再び生まれてきます。経営という樹木では経営者が幹です。多少の経営困難に遭遇しても事業の幹が折れない限り再建できます。幹が折れないためには支えがあればより強くなります。内田会計グループは経営(者)の支えになるために社員一同日々努力しています。

コロナ感染防止には室内の換気が必要です。コロナ禍で行動が制限されストレスが溜まっていますので心の換気もしてストレスを発散したいですね。大変な苦労をして天下を統一し260年余の泰平の世を築いた徳川家康は人質生活をしていた幼少の頃に臨済寺の太源雪斎に師事し、「どんなときにも『平常心』を持て」と厳しく教えられたそうです。大きな困難時にも「平常心」を保つことで冷静な判断をして戦乱の世を生き抜き江戸幕府を開きました。コロナ禍のいま、経営者も「平常心」が必要です。

時節柄ご自愛ください。